高性能計算研究室オープンキャンパス2019

 本年度の本学オープンキャンパスでも,昨年度同様,本研究室4年生の卒業研究のプレゼンをご用意してお待ちしております。

日時:7/28(日), 8/18(日), 9/8(日)
場所:研究実験棟5階526研究室右奥
内容:下記の6テーマのプレゼンを行います。

  1. 「OpenCLを利用した多倍長精度浮動小数点数演算の高速化」
  2. 「交流サイトHTML 5 CANVASを使用したゲーム開発」
  3. 「野球スコア管理Webアプリケーション」
  4. 「「健康的な生活方式を身につけて情報を交換する」ためのサイトの開発」
  5. 「Android Studioを利用した時間割アプリの開発」
  6. 「Discordを用いたゲーム募集アプリケーション開発」

「連立一次方程式をガウスの消去法で解けるアプリ」コメント

 今日の「応用線形代数」でコメントを求められたので,ちょっと触ってみました。URLは公開していいのか分かりませんでしたので,ここでは紹介しません。スクショも同様。

 一言で言うと,1~5次元までの連立一次方程式をJavaScriptで解くWebアプリです。拡大係数行列を作って行の基本変形だけで最終結果までたどり着き,係数行列と拡大係数行列のランクをそれぞれ求め,一意解が得られない場合でも,無数の解が存在するのか,解が存在しないのかを示してくれます。「線形代数/演習」で解説した内容をしっかり把握されているようです。

 欲を言うとキリがないですが,表示についてはもう少し改善の余地があるかなと。MathJax使って行列やベクトルをきれいに表示できると教材としても使えそうですね。

 良くできていると思います。

 

CakePHPを学ぶ(2) & Djangoに触れる

 WebプログラミングではFrameworkの勉強が欠かせなくなっているので,CakePHPについてはちゃんとやらねばと思っているうちになかなか時間が取れずにずるずるとここまで来てしまっています。とりあえず,資料になりそうなページへのリンクだけ,忘れないように書きつけておきます。今年度後期に間に合うかなぁ?

 ついでに,Python3ベースのFramework,Djangoの入門ページもチラ見してました。デフォルトだとSQLiteをバックエンドに使っているようですが,MySQLの方が管理の都合上有難いんで,その辺改良したものが欲しいなぁ。

 どちらも当方時間が取れそうにないので,来年の卒研テーマになりそうです。よしなに。

DjangoによるWebアプリケーション開発入門

情報学概論アンケート結果 2019年度

 昨年度も実施した情報学概論アンケート,本年度も結果が出ましたのでここで紹介しておきます。

  1. 契約キャリア:昨年度よりNTT Docomoの率が少し下がりましたかね。日本のキャリアのシェアはDocomo,AU,Softbankその他の三国志+有象無象状態であることに変わりはありません。
  2. スマホメーカー:iPhone所持率が高いのは相変わらずですが,Samsungが減り,その他が増えました。Huaweiかな?
  3. 月額料金:5000円未満の人が減り,5000~1万円の率が上がりました。キャリアウハウハですね。そういえば,転職してKDDI(AU)に入社した彼(卒業生)は元気かなぁ。
  4. SNS:LineとTwitterが圧倒的なのは変わらずですが,Instagramがちょろっと増えましたね。著名人が使っているのが影響したとか?
  5. メール:キャリアメールの使用者が激減し,その分をGmailで吸収している感じでしょうか。使用デバイスに関わらず使える所がいいですし,アプリ連携を考えるとGmailアカウントは必須ですよね。にしても@sist.ac.jpアドレスは不人気だなぁ。Outlookで使えるので,デバイス選ばずの公式アカウント,もうちょっと使って下さいまし。

Certbot更新

 見かけ上は分かりませんが,今まで更新エラーのため,Let’s Encryptの更新が滞っており,危うく本サイトのHTTPSが「オレオレ詐欺」状態になるところでした。

 Let’s EncryptのDVの有効期間は三カ月なので,期限切れの一月前ぐらいになると自動的に更新されるよう,毎日CronでLet’s Encryptの自動更新を行うためのPythonスクリプトキットであるcertbot-autoコマンドが動作するように設定しておくのがセオリーです。以前はCentOS 6標準のApacheと共に動作するようになっていたのですが,先日から独自に突っ込んだApache 2.4に変更しましたので,現在は停止させている既存のApacheを再起動しようとしてエラーになっていたようです。

 ということで,Webとは関係なしに動作するよう,Certbotの設定をWebroot経由にして強制更新。DV期限を7月まで伸ばすことができるようになりました。

期限が伸びた証拠

 にしても,Apache 2.4にして以来,どうもWebサーバの動作が遅くなったような気がしてなりません。やっぱり新しいLinux distributionと共にすっきりした環境で使いたいなぁと思う今日この頃です。

Apache, PHP更新

 PHP 5.4を騙し騙し使ってきましたが,とうとうWordpressから警告が出るようになりましたので,このサイトのPHPを5.4から7.3.4にアップデートしました。そのため,Apacheも2.2から2.4に上げる必要があり,結局,MariaDB以外のパッケージは全て総取り換えとなりました。

 PHPについては,Apache組み込みの動的ライブラリモジュールから,独立したサーバプロセスであるphp-fpmを介して動作するように変更しました。一応Wordpressはきちんと動作しているようですが,トップページ表示の際,右サイドメニューが出てこなかったり,上段タイトルの下が切れたりして,イマイチ見栄えが良くないようです。

PHPアップデート後の本サイトトップページ

 新学期が始まりましたので,ボツボツ直していきます。まぁ当分はこの体制で乗り切りたいと思います。

[2019-04-05(Fri) 追記] PHP 7.3に上げると,Crayon Syntax Highlighterのpreg_replace関数に与える正規表現がWarningを出し,表示が狂うという現象が起きるようです。詳細はこちらの記事で。ということでバックスラッシュをcrayon_langs.class.phpに入れるだけで表示が元通りになりました。ふ~,Webはこんな事日常茶飯事です。だから専門家が必要で,飯の種になる訳ですけど。

元通り!

 さて,新学期が始まりますね。PHP 7.3を使って心機一転頑張りましょう。

大学メインサーバHTTPS化

 どこにも告知が出てないので,ここで書いておきますが,静岡理工科大学のメインWebサーバを,3月中旬にHTTPS化しました。

 証明書はKDDIから取得したものです。

 2019年11月からは,HTTP経由のアクセスも全部HTTPSへリダイレクトする予定です。特段不都合は発生しないとは思いますが,今後は本学Webサーバに置いてあるコンテンツを紹介する時には,https://www.sist.ac.jpから始まるURLをアナウンスすることをお勧め致します。

CakePHPを学ぶ(1)

 本研究室ではもっぱらスクラッチからPHPとMySQLを使ってWebアプリを作成してきましたが,ボチボチMVC(Model-View-Control)思想に基づくPHPフレームワークにも取り組む必要が出てきた感じています。スクラッチビルドも悪くないですが,正直同じ教材を毎年使うのも飽きたので更新したいという事情も手伝っています。

 ということで昨年12月からCakePHPで遊んでみましたが,Tutorialは手っ取り早く勉強できてありがたいものの,作りたいWebアプリを自在に組み立てるのは思いのほか難儀で,Bakeが作った雛形から脱していない代物が多いのも頷けます。年寄なので,Visual Basicが流行った頃を思い出しますね。結局,作り込むためには地道なプログラミングをしないといかんと。

 ということで本日反省がてら作ったPowerPoint資料を上げておきます。

 ということで,

  1. ユーザ認証機能のカスタマイズ(任意のテーブル名でユーザ管理できるように)
  2. 全体的なデザインの変更とカスタマイズ
  3. Webサーバへのアップロード方法の模索(ユーザ単位のWebアプリとして外部公開したい)
  4. 第5章で制作する機能を全部盛り込んだサイトを構築

というところまで,今年度内に何とかしたいと考えています。ここに書いたメモを元に教材作成までできれば御の字ですね。

卒研メモ: Googleで関数グラフ描画

Googleの関数グラフ描画機能を初めて知らされたTweet

 年のせいか,新しい物事をキャッチする能力が落ちているようで,Google検索に関数グラフ描画機能が付いたことも知りませんでした。単位変換や電卓機能があるのは知っていたのですが,こういう機能までつけてくるとは,さすがGoogle,コンピュータリソースが有り余ってますね。

 1変数関数だけでなく,2変数関数のグラフも描けるようです。ちなみにz = x^2 + y^2をググってみると,下記のようになります。

x^3 – exp(x) = 0という方程式を解く時には,y = x^3 – exp(x)のグラフを描画し,x軸との交点付近を拡大して

x = 1.58718・・・ぐらいかなぁというアタリを付けることも簡単ですね。今後色々活用してみたいところです。