ここんとこ,急速にWebプログラミングの主役が,伝統的なサーバサイドの言語よりもJavaScriptベースのnode.jsに移ってきた感があります。Java(Servlet), PHP, C#等々,未だこれら既存のサーバサイド言語で作られたアプリケーションは現役ですから,まだまだ使用されていくのは間違いありませんが,面白いこと・新しいことをやろうとすると,JavaScriptの情報が多数引掛かかるようになってきていることは間違いありません。
私みたいな年寄だと,JavaScriptというとどうしてもクライアントサイド,要はブラウザで動く,インタラクティブな動作のサポートをするコードを書くものと考えてしまいます。しかし,HTMLがDOMの塊として捉える時代ににあり,ネイティブアプリと同様の,自在に動的なWebアプリが作れる時代で,React, Vue, Angularといったフロントエンドのフレームワークが花盛りであり,それらをベースとした,node.jsと強調できるバックエンドのフレームワークも実用になっている昨今,そういう思想は相当古いと言わざるを得ません。JITに基づく高速なV8がブラウザだけでなく,サーバサイドでも利用され,パフォーマンスも著しく改善されたことが普及した一番の理由でしょう。
ということで,伝統的に使ってきたWebプログラミングの教材も,そろそろ全面的にJavaScriptベースのものが必要だなという認識に至りました。とはいえ,文法やオブジェクトの解説だけの無味乾燥なものを作っても仕方ないので,XAMPP + node.jsの環境をWindows上に作って
- MySQL + node.jsによるCRUDアプリ
- WebRTC
なんかはどうかなと。CRUDは定番なのでいいとして,問題はWebRTC。全部やると死にそうなので,手っ取り早く,Googleの教材をお手本に勉強がてらサンプルコードの一部で遊んで見る程度のところで留める予定です。簡単なZoomもどきのアプリも,ブラウザの機能を使うだけでできちゃう時代ってのを象徴する代物ですからねぇ。
にしても,分かりやすい教材が増えたのはありがたい限りです。短い記事はともかく,重量級の
なんてのは常に参照しておりまする。