卒研メモ:XamarinとC#

クロスプラットフォームでネイティブアプリが開発できるApache Cordovaについての記事を以前書きましたが,オープンソース・マルチプラットフォーム戦略を展開するようになったMicrosoftもXamarinという.NET環境下における開発が可能なツールを出してきました。日本語の翻訳本も出版されているようです。

 .NETでの開発にはC#, C++/CLI, VBScript等が使われますが,現在ではどうやらC#が多いように見受けられます。LAMPスタック的には,PHP + JavaScriptに相当する機能を持つ広範な開発環境です。個人的な研究ではC, C++でガシガシ機械語コードを直接吐き出すプログラミングをやることが多いので,.NETだと遅くなりそうでなるべく避けていたのですが,node.jsの利用が盛んになった昨今ではもう毛嫌いする理由はなくなったように感じます。たまに古手のオープンソース主義者にはM$の利己主義的クローズド戦略姿勢を毛嫌いする向きもいますが,CEOが代替わりした今のMicrosoftは過去とは決別した別会社のようです。

 ということで,Cordovaの勉強が終わってから,.NETとC#,そしてXamarinも触ってみたいところですが,ロートルゆえに着手は早くても次年度以降ですね。急ぎ取り掛かりたい人はWebの情報を入手して,さっさと取り組んでみて下さい。